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旅に出たい。
2008.06.12 Thu
いつも旅のなか (角川文庫 (か39-6))いつも旅のなか (角川文庫 (か39-6))
(2008/05/24)
角田 光代

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この表紙がまた旅ごころをくすぐるのだ。

帯の阿川佐和子さんじゃないけど、「私もまた旅がしたいなあ」と思った。今、旅に出るなんていったらそれはもう完全に現実からの逃避なのですけども。そしてなにより金がないので行けるわけがないのだけども(時間だけは腐るほどあるのが辛いぜ)。

とは言え、私には角田さんのようにひとりでリュック背負って、泊まるホテルも現地調達!みたいな行き当たりばったりワイルドな旅はできません。せめて英語くらい話せればひとりで行ってみたい気もするけど(ご飯をひとりで食べるのは全然平気)、やっぱり友達とわいわい行く方が自分には合ってると思う。

私から見れば充分旅慣れているように思える角田さんが、自分では全然旅慣れなくて、毎回出発前は怖くてドキドキしてしまうというのが意外でした。イタリアに行く前に少しでも不安を紛らわそうと、テンション上げるために買ってきたガイドブックの「犯罪の手口」のページを熱心に読んでしまい、更にびびったりしてるのもおかしい(笑)。ラオスにひとりで行く方がよっぽど怖いと思うんだけどなあ。

≪財布は盗られても命までは盗られないのがイタリア≫という情報を元に、身体のあちこちに財布を分散させてまで角田さんがイタリアへ行ったのはフィレンツェにある「La Specola」という博物館へ行きたかったからなんですが、実は私も行ったことあるんですねー。この解剖博物館に(お食事中のひとは注意してください)。

今からもう10年近く前の話なんだけど、なんでここへ行こうと思ったんだっけな。たぶんガイドブックに載ってて、「なんか面白そう~♪」と軽い気持ちで行ったんだと思うんですが、自分たち以外に客もほとんどいなくて、角田さんが書いている通り過剰なまでに剥製が多かったこと、サイトの”Primates room”の画像に使われているゴリラの横で、同じポーズで写真を撮ったことだけは覚えてる。そしてただひたすらキャアキャア言ってたなあ。真面目に作ったひとには申し訳ないが、ホントに変なとこだった。

この本にはアジアからヨーロッパ、ハワイまでいろいろな場所が出てくるのだけど、行きたいなと思ったのは台湾。ひとがよさそうだし食べ物もおいしそう。あとはやっぱりキューバ。「チェ・ゲバラとヘミングウェイとブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブでできている」ようなハバナの町っていいなあ。私もモヒート飲みながら、ゲバラが夢見た完璧な理想を透かし見てみたい。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

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