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8月に読んだ本・その2
2007.09.09 Sun
グアテマラの弟 グアテマラの弟
片桐 はいり (2007/06)
幻冬舎

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・「グアテマラの弟」/片桐はいり

「わたしのマトカ」がすごく面白かったのでまた書いてくれないかなーと思ってたら、いつの間にか発売されてました。

今回は中米グアテマラのはいりさんの弟夫婦の家が主な舞台。なんでもはいりさんと年子の弟さんは大学生時代に放浪したグアテマラが大層気に入り、卒業後再びグアテマラに戻りついには居ついてしまったそうで、それからは数年に一度思い出したように連絡があるだけで、ほとんど生死不明の状態(笑)。

そんな弟さんに突然「会いに行こう!」と思い立ち、FAXを手土産(弟さんからのリクエスト)に訪れたグアテマラで久しぶりに再会した弟さんはなんと年上の嫁さん(ペトラさん・子持ち)をもらい、スペイン語学校を経営していたという。

そこではいりさんが自宅で待つご両親に送ったFAXが、

「この人を今日本に連れ戻したところで、ここより幸せになる可能性は皆無と思われます」

(笑)。ただやはり日本のご両親は息子が異国のそれも子持ちで年上の嫁をもらったことを最初は受け入れられず、初めて弟夫婦が日本に来た時は双方大緊張。間に立つはいりさんの気苦労も相当なものだったようですが、そこを救ったのが当時8歳のペトラさんの連れ子のフェルナンド。

それまでグアテマラの山奥から一歩も外へ出たことのなかったフェルナンドの天真爛漫さ、好奇心旺盛な様子、天然のボケっぷりに同じように笑い合い、徐々にお互いが歩み寄っていくくだりは爆笑しつつ泣けてくる。どこまでも暢気でおおらかに見えるペトラさんが、「お父さんに近所のスーパーで服を買ってもらった時初めて受け入れられたと感じた」っていうのもなんだかじーんとくるなあ。

そんな中、特にどちらにも気を遣う様子もなく、あくまでいつもどおりな弟さんはもうスゴイとしか言いようがないデス(笑)。

はいりさんが13年ぶりに訪れたグアテマラで出会ったもうひとりのフェルナンドがこれまたなかなかのキャラで。彼のチビ紳士ぶりにきゅん!とならない女はいるまいと思われます。

堕落論 (新潮文庫) 堕落論 (新潮文庫)
坂口 安吾 (2000/06)
新潮社

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・「堕落論」/坂口安吾

アロハパンダのために購入した4冊のうちの1冊。

8月のほとんどをこの本と取り組んでいたといってもいいくらい、私にはむつかしいことが縷々書き連ねてあったのですが、中には理解可能な箇所もあってそこは面白く読みました。特に「ヨーロッパ的性格、ニッポン的性格」はその後読んだ「カルチェ・ラタン」(佐藤賢一)のザヴィエルさんに置き換えて読み返したらますます面白かった。それにしてもあの時代によく日本くんだりまで来たよね。布教活動以前に冒険ですよ。海賊ですよ。ワールド・エンドですよ(日本が)。

”美に就いて”の項で、「美しさのための美しさは率直でなく空虚である→要するに有っても無くてもかまわない→だから法隆寺や平等院は焼けてしまって一向に困らぬ。必要なら法隆寺を壊してガレージにしてしまえ」と書いているのには笑った。真に必要なものから真の美が生まれるというのも一理あるけど、人間パンだけ食って生きていくより、たまにはバラの花も買いたいのです。と部屋中のガラクタを見回しながらつぶやいてみたりする。

GENTE  1 (Fx COMICS) GENTE 1 (Fx COMICS)
オノ・ナツメ (2007/08/28)
太田出版

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・「GENTE~リストランテの人々~」/オノ・ナツメ

「リストランテ・パラディーゾ」の外伝。

仲直りするために妻に美味しい料理を食べさせたい男がいて、その男の家の前に美味しい料理を出すリストランテがある。それってすごい幸運なこと。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌

* 17:16 * comments(2) * trackbacks(2)
COMENNTS
私のマトカ、おととい読み終わったんです。 
グアテマラの弟は買わなかったんですけど 次はこれだよね って思っております。。(笑)
azu * URL * 2007.09.10 Mon * [ 編集]
azuさん、今晩和。

私のマトカ、読まれましたか!私はいまやすっかりはいりさんのエッセイの大ファンです(笑)。正直で面白い。「グアテマラの弟」、ちびフェルナンドに会いたくなりますよ~(笑)。

>9/9のLさん

拍手&コメントありがとうございました~♪
ちあき * URL * 2007.09.11 Tue * [ 編集]
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あやの部屋 * 2007.10.04 Thu
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