・「のぼうの城」/和田竜
・「いつも旅の中」/角田光代
・「アシッドハウス」/アーヴィン・ウェルシュ
積読消化本(確か古本屋で¥100だったような)。「トレイン・スポッティング」が面白かったので読んでみたけど、これはちょっと。SEXとドラッグと暴力だけをネタに、これだけ色々と書ける(短編集なのです)のはすごいと思うんですけどね〜。表題作「アシッドハウス」は「てやんでいBaby」を不気味にした感じで、なかなか面白かった(これって映画化されてるんですな。それは観たいかも)。
・「医学のたまご」/海堂尊
「ナイチンゲールの沈黙」「ジーン・ワルツ」に出てきたひとがちらほら出演。
主人公はちょっとズルして「日本一の天才少年」になってしまった中学生の男の子・薫。ホントはそんなに賢くないのに、うっかり天才少年の認定を受けてしまったせいで、地元の医大で医学の研究をすることになってしまいさあ大変。クラスメイトのガリ勉くんの助けを借りてなんとか日々を誤魔化すうち、これまた偶然、すごい発見をしてしまい・・・というお話。
いくら優秀でも中学生にそこまでやらせるか?という部分はさておき、子どもらしい功名心に突き動かされ、のっぴきならない状況に自ら陥ってしまった薫少年が、ようやく自分のバカさ加減に気づき、傷つきながらも最後まで逃げ出さなかったことは誉めてやりたい(偉そう・笑)。こうやって少年は大人になっていくのだなあ。
中学生には少々厳しすぎる大人社会の入門体験ではありましたが、尊敬するに足る大人も確かにいるのだとわかっただけでよかったんじゃなかろうか。薫パパも少々浮世離れしたところがあるけど、なかなかカッコイイ。ウルトラスーパー高校生医学生・佐々木くんの今後の活躍にも期待したい。桃倉さんにも幸あらんことを。
・「雨の日も、晴れ男」/水野敬也
どちらかというと自分が後ろ向きな人間なだけに、「ポジティブ・シンキング力」みたいのを全面に押し出されるとちょっと引いてしまうのですが、この小説は楽しく読了。というのも、主人公のアレックスが前向きとかポジティブとか、そういった世界をとっくに超越した別次元の人間だから。こんなひとが側にいたら勇気づけられるどころか、逆に怖いよ。でもいて欲しい。3メートル離れたところから観察したい。
・「チルドレン」伊坂幸太郎
今まで読んだ伊坂さんの作品の中で一番好き。なんといっても陣内が最高でありますよ!伊坂さんの作品ってよく映像化されるけど、これもぜひドラマ化して欲しい。若い時の陣内は長瀬くんで、年取ってからは阿部サダヲ(ビジュアル変わり過ぎ)。永瀬が高橋一生で武藤が小出恵介とかいかがか。
・「論理は右手に」/フレッド・ヴァルガス
「死者を起こせ」に続く三聖人シリーズ第二弾。
パリの街路樹の根元に落ちていた犬の糞から出た人骨の謎を、元内務省調査員の変人・ケルヴェレールが歴史学者マルク(通称:聖マルコ)とマティアス(通称:聖マタイ)を助手に独自に調査。辿り着いたブルターニュの村では最近、老女が海岸で事故死していて・・・というお話。街中に転がっている犬の糞が、事件の発端となっているのがいかにもパリっぽいです(笑)。
前半はやや地味なんですが、後半ぐんぐん面白くなってきて最後の謎解きの場面は見事。ケルヴェレールのくたびれ感も渋い、落ち着いたミステリーって感じでした。今回、三聖人の内、二人しか出てこないんですが(リュシアン・通称:ルカはお留守番)、マルクが村にあるでかい機械(ハンドルをぐるぐる回すと最終的になんか言葉を書いた紙が印刷されて出てくる)に夢中になって、何度も回して遊んでいるのが可愛い。ケルヴェレールのお友達のヒキガエルを怖がって浴室に近寄らないのも可愛い。
ケルヴェレールをジャン・レノ、マルクをブノワ・マジメルで映像化希望(これじゃクリムゾン・リバー2か)。
・「いつも旅の中」/角田光代
![]() | アシッドハウス (1998/09) アーヴィン ウェルシュ 商品詳細を見る |
・「アシッドハウス」/アーヴィン・ウェルシュ
積読消化本(確か古本屋で¥100だったような)。「トレイン・スポッティング」が面白かったので読んでみたけど、これはちょっと。SEXとドラッグと暴力だけをネタに、これだけ色々と書ける(短編集なのです)のはすごいと思うんですけどね〜。表題作「アシッドハウス」は「てやんでいBaby」を不気味にした感じで、なかなか面白かった(これって映画化されてるんですな。それは観たいかも)。
![]() | 医学のたまご (ミステリーYA!) (ミステリーYA!) (2008/01/17) 海堂 尊 商品詳細を見る |
・「医学のたまご」/海堂尊
「ナイチンゲールの沈黙」「ジーン・ワルツ」に出てきたひとがちらほら出演。
主人公はちょっとズルして「日本一の天才少年」になってしまった中学生の男の子・薫。ホントはそんなに賢くないのに、うっかり天才少年の認定を受けてしまったせいで、地元の医大で医学の研究をすることになってしまいさあ大変。クラスメイトのガリ勉くんの助けを借りてなんとか日々を誤魔化すうち、これまた偶然、すごい発見をしてしまい・・・というお話。
いくら優秀でも中学生にそこまでやらせるか?という部分はさておき、子どもらしい功名心に突き動かされ、のっぴきならない状況に自ら陥ってしまった薫少年が、ようやく自分のバカさ加減に気づき、傷つきながらも最後まで逃げ出さなかったことは誉めてやりたい(偉そう・笑)。こうやって少年は大人になっていくのだなあ。
中学生には少々厳しすぎる大人社会の入門体験ではありましたが、尊敬するに足る大人も確かにいるのだとわかっただけでよかったんじゃなかろうか。薫パパも少々浮世離れしたところがあるけど、なかなかカッコイイ。ウルトラスーパー高校生医学生・佐々木くんの今後の活躍にも期待したい。桃倉さんにも幸あらんことを。
![]() | 雨の日も、晴れ男 (文春文庫 み 35-1) (2008/06/10) 水野 敬也 商品詳細を見る |
・「雨の日も、晴れ男」/水野敬也
どちらかというと自分が後ろ向きな人間なだけに、「ポジティブ・シンキング力」みたいのを全面に押し出されるとちょっと引いてしまうのですが、この小説は楽しく読了。というのも、主人公のアレックスが前向きとかポジティブとか、そういった世界をとっくに超越した別次元の人間だから。こんなひとが側にいたら勇気づけられるどころか、逆に怖いよ。でもいて欲しい。3メートル離れたところから観察したい。
![]() | チルドレン (講談社文庫 (い111-1)) (2007/05/15) 伊坂 幸太郎 商品詳細を見る |
・「チルドレン」伊坂幸太郎
今まで読んだ伊坂さんの作品の中で一番好き。なんといっても陣内が最高でありますよ!伊坂さんの作品ってよく映像化されるけど、これもぜひドラマ化して欲しい。若い時の陣内は長瀬くんで、年取ってからは阿部サダヲ(ビジュアル変わり過ぎ)。永瀬が高橋一生で武藤が小出恵介とかいかがか。
![]() | 論理は右手に (創元推理文庫 M ウ 12-3) (2008/04) フレッド・ヴァルガス 商品詳細を見る |
・「論理は右手に」/フレッド・ヴァルガス
「死者を起こせ」に続く三聖人シリーズ第二弾。
パリの街路樹の根元に落ちていた犬の糞から出た人骨の謎を、元内務省調査員の変人・ケルヴェレールが歴史学者マルク(通称:聖マルコ)とマティアス(通称:聖マタイ)を助手に独自に調査。辿り着いたブルターニュの村では最近、老女が海岸で事故死していて・・・というお話。街中に転がっている犬の糞が、事件の発端となっているのがいかにもパリっぽいです(笑)。
前半はやや地味なんですが、後半ぐんぐん面白くなってきて最後の謎解きの場面は見事。ケルヴェレールのくたびれ感も渋い、落ち着いたミステリーって感じでした。今回、三聖人の内、二人しか出てこないんですが(リュシアン・通称:ルカはお留守番)、マルクが村にあるでかい機械(ハンドルをぐるぐる回すと最終的になんか言葉を書いた紙が印刷されて出てくる)に夢中になって、何度も回して遊んでいるのが可愛い。ケルヴェレールのお友達のヒキガエルを怖がって浴室に近寄らないのも可愛い。
ケルヴェレールをジャン・レノ、マルクをブノワ・マジメルで映像化希望(これじゃクリムゾン・リバー2か)。
ちあき
kamoさん、今晩和!
フレッド・ヴァルガス好きですよ〜。ってまだ三聖人シリーズを2作読んだだけなんですが。キャラもストーリーもしっかりしていて面白いです。微妙に地味なところも気に入ってます(笑)。3作目も早く翻訳して欲しいですな!
フレッド・ヴァルガス好きですよ〜。ってまだ三聖人シリーズを2作読んだだけなんですが。キャラもストーリーもしっかりしていて面白いです。微妙に地味なところも気に入ってます(笑)。3作目も早く翻訳して欲しいですな!
2008/07/15 Tue 00:34 URL [ Edit ]
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6月に読んだ本・その1




