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Mr.Green VS Mr.Orange
2008.08.10 Sun
同じアメコミの”ダークナイト”が大絶賛されている中、ほとんど話題になっていない「インクレディブル・ハルク」を観てきました。これって最初の脚本があまりにしょうもなかったので、主演のエドワード・ノートンが全面的に書き直したんだそうですな(脚本家組合に入ってないのでノークレジット)。なかなかテンポもよく、ちょっとした笑いもありの面白い作品になっておりました。

hulk3.jpg

※以下ネタばれスマッシュ!
ブルース・バナー(エドワード・ノートン)がハルクに変身する羽目になった経緯を考えると自業自得やん!と思わないでもないんですが、心拍数が200を超えるなり自分でも制御のきかない化け物に変化してしまうことを恐れ、ブラジルのスラム街でキレないように興奮しすぎないようにと、息を潜めるようにして暮らしているブルースが可哀想でたまらん。もう放っといてあげりゃいいのにー。

しかしふとした事から居所がバレてしまい、ロス将軍が送り込んだ特殊部隊から逃げ回っている内についにハルクに変身。これには百戦錬磨の特殊部隊チームも腰を抜かさんばかりになるんだけど、その中でひとり冷静にハルクを追うのがロシア生まれの英国育ち、ロス将軍最後の切り札、エミル・ブロンスキー(ティム・ロス)!

実はブロンスキーはブルース=ハルクだとは知らされてなくて、「途中で緑のでかい奴が出てきたんだけどあれ何?」と内心驚いてはいるんだけど顔には出さないんですね。なぜならそういうキャラじゃないから。それよりもこの俺様が任務に失敗するなんてありえない!とブルースをまんまと逃がしてしまったことにイライラ。

そこへロス将軍が「キミももう年だしぃ。ってゆうかいくつ?45歳くらい?(ムっとしながら39歳と答えるブロンスキー。ティムよ、それはいくらなんでも無理がある)そろそろ引退じゃない?」なんて煽るもんだから、生涯現場主義のブロンスキーの負けず嫌い魂に火がついちゃった。

hulk2.jpg

「俺だってあれくらいのパワーがあれば負けたりしねえんだよ!サー!」
「や、実はあるんだなあ。そのパワーの源的なものが(にやり)」

まんまとロス将軍に乗せられたブロンスキーはさっそく謎の注射を打ってもらい、「もう絶対負けられねえ」とハルクに第2戦を挑むのだけど、この注射の効き目が中途半端だったせいであっさりと返り討ちにされ、全身骨折の大怪我!可哀想すぎる!!

しかもロス将軍ったら「さすがにあの怪我じゃ助からんだろ」みたいな感じなんですよ!!お前がやらせたんやろ!ボケーーー!!!

が、不屈の男ブロンスキーは不死鳥のごとく復活!どこまでも誇り高いこの男は、無謀にも「もう1回やらせろ!」と懲りずにハルクに挑戦状を叩きつけ、更に注射を追加。どんどんヤバイ方向に向かっているのは間違いありません(ブロンスキーだけが)。

その頃ブルースはどうしているかというと、「こうなったらこの破壊力を駆使して世界征服でもやってやるぜ!」なんてことは1ミリも考えず、めでたく再会できた恋人のベティ(リブ・タイラー)とともになんとかして普通の男に戻る方法を模索。かねてより交流のあったMr.Blue博士の助けもあって、もしかしたら中和することに成功したんじゃない?と喜んだのもつかの間、そこへどやどやとロス将軍率いるハルク捕獲チームが到着。

普通のひとになっているブルースはとうとう捕まってしまうのだけど、あろうことかMr.Blue博士が勝手にブルースの血液を培養してたってんだから困りました。やはりMr.Blueというだけあって、ロクなことはしませんな!

これに目を付けたのが誰あろうブロンスキー。よほど引退とか言われたのが頭に来てたのか、その血清を俺によこせと大騒ぎ。ただでさえなんかわからん注射を2回打ってるところへ、ブルースの血液なんか混ぜたらどうなるかわからんよ?というMr.Blue博士を脅しつけ、まんまと血清を注入した結果がこれだ。

hulk.jpg

変 わ り す ぎ や ろ。

(よく観たら腕に刺青が入ってて、紛れもなくブロンスキーだということが確認されるのが余計に悲しい)。

当初の目的からは完全に逸れ、いまや凶悪なモンスターとして暴れまくるブロンスキー。ほとんどクローバー・フィールドです。

そんなブロンスキーを止められるのはボクしかいない・・・と、あれほど普通の人間に戻ることを熱望していたブルースが自らハルク化することを決意。これにはさすがにロス将軍もぐっときちゃって、思わず「援護する!」とか言っちゃうんだけど、元はと言えば全部お前のせいやんけ!お前が行け!一人で行け!!

この後は超ヘビー級同士の闘いですね。まさに動くアメリカン・コミックスって感じで、真剣なんだけどなんかおかしい(笑)。変化する前はエドワード・ノートンとティム・ロスだったんだと思うと更におかしい。2人ともヘビー級とはとても言えない身体だもん。

結果は当然主役のハルクの勝利!でもとどめは刺さないのよね。そこまでやっちゃうとハルクの中の人間性が失われるのを危惧してベティが止めに入るのだ。GJ!ベティ!!でも話によるとブロンスキーはもう元には戻れないらしい(残酷すぎる!)。彼は今後どこか暗いところに押し込められて、ひっそりと余生を過ごすのかなあ。ブロンスキーって家族もいなさそうだけど、もしかしたら彼にもハルクのように守りたい人がいたかも知れないのに(いやいないとは思うよ私も)。可哀想だよ、ブロンスキーーー。

これってシリーズ化されるんでしょうか(アン・リー監督版のハルクはなかったこととして)。最後にサプライズ出演のあの方の発言が大変気になるところです。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

映画 * 20:53 * comments(3) * trackbacks(0)
COMENNTS
はじめまして。ハルクの検索で来ました。
日本ではまちがえる人が多いですが、ダークナイトことバットマンは、マーベルのキャラクターではなく、ライバルのDCコミックスのキャラクターです。
DCはバットマンの他に、スーパーマン、ワンダーウーマンが所属する会社で、キアヌ・リーブスが演じた悪魔払い師「コンスタンティン」もDCのヒーローの一人です。
any0ne * URL * 2008.08.10 Sun * [ 編集]
any0neさん、はじめまして。

ハルクとバットマンが戦っているMARVEL社のイラストがあったので、てっきり両方そうなんだと思い込んでました。教えてくださってありがとうございます。さっそく訂正しました。
ちあき * URL * 2008.08.11 Mon * [ 編集]
kamoさん、今晩和。

私も今さらティムのアクションが観られるとは思っていなかったので、倉庫での銃撃戦&大学構内での戦闘シーン(場所がおかしい・笑)にはドキドキしました。銃を構える際にハラリとなる前髪が色っぽかったでございます。

「胡蝶の夢」、大阪ではまだ公開日が決まっていないようなんですが、予告篇を観てテンションを高めています。コッポラ監督がティムをどう撮ってくれているのか楽しみですな!

ちあき * URL * 2008.08.14 Thu * [ 編集]
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