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ありったけの 革命的情熱をこめて きみを抱擁する。
2009.02.07 Sat
「チェ 39歳 別れの手紙」を観ました。

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冒頭でカストロが読み上げる”別れの手紙”ですでに胸がいっぱい。

苦しいながらも志をひとつにする仲間が大勢いたキューバでの戦いと違い、なんでもかんでもがチェ頼みの中での先の見えない戦いに、徐々に疲れを隠せなくなっていくチェの姿がやるせなくて、せめてここにカミロがいれば笑いのひとつも取って場を和ませてくれるのに!と、キューバ革命後早々に亡くなってしまった愉快な同志のことを想い涙しました。

※以下ネタバレ三昧です。
ボリビアでのチェの戦いが孤独なものだったとは思いません。キューバから彼について来た仲間もいたし、真剣に革命を成功させようとするボリビア人もいた。が、いかんせんその数が少なすぎたのと、チェがなにより欲していた農民の支持を得られなかったのが痛かった。

いくらチェやその仲間が熱心に判りやすく、「子供が病気になっても病院ははるか遠くにしかなく、なんとかたどり着いたところで今度はバカ高い治療費を払わなけりゃならない。そんなのおかしいだろ?」と戦いの意義について語ったところで、そういう生活にどっぷり慣れちゃってる農民の耳には全然届いてないのが悔しいったらない。

ボリビアの深い山の中で、その日を生きるのを精一杯な彼らに急に「革命デス!」なんつったところで、え?って感じでぽかんとされてもしょうがないとは思うんですよ、私も。でもさーなにも政府に密告することはないだろうと。役人軍人に言葉巧みに騙され(脅され)たとはいえ(だから勉強しろって、あれほどチェやカストロが口を酸っぱくして言ってたのに!)、見て見ぬふりくらいしてくれたっていいじゃないか。息子の半分潰れた目を診てくれたのはゲリラ軍だったろうが!!豚の代金もちゃんと払ったぞ!

農民からの密告を元に、政府軍がゲリラ軍を掃討するために山の斜面をざっざっと一列横隊で降りてくる場面では、真剣にスターク社製のジェリコで山ごと吹き飛ばしてやろうかと思いましたよ!(や、アメリカ製の武器ではチェに怒られちゃうな。せめてロシア製にしないと)。

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チェたちがゲリラ活動を続けるのと同時に炭鉱で働くひとたちがストを起こしたりと、それなりに他でも革命の兆しが見えるのだけど、それを上手く連動させることができず結局失敗に終わっちゃったのは、やっぱり先頭に立つのがボリビア人じゃなかったからだと思います。偽名を使って存在を隠そうとしたチェだけど、仲間内では当然知られていて、あのチェ・ゲバラと一緒に闘ってるんだ!という高揚感こそあれ(それも時間と共に失われていく)それ以上の意味を見出せなかったゲリラ軍と違い、彼の名を出すことで、これはキューバのカストロによる侵略行為だと思わせることに成功したボリビア政府の方が一枚上手だった。ゲリラを鎮圧するために外国(アメリカ)の介入を許したのは正解かどうかわかんないけど。

チェの最期はカッコよくてあっけなかった。絶対泣く!と思ってたけど、意外と冷静に見られたのはチェがきちんと身辺整理してたのと、私の中でこれでチェも楽になれるという思いが少しあったからかも知れません。

それにしてもデルトロ・チェはステキだったわー(2回目)。「世界で一番かっこいい男」の弱さも甘さも含めて本当にカッコよく演じちゃうんだもんな。カンヌでデルトロさんに最優秀男優賞をあげた時のショーン・ペン審査員長のテンションの上がりっぷりも今なら理解できる(笑)。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

映画 * 17:45 * comments(0) * trackbacks(0)
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