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「計算か?天然か?」芝野最強伝説、再び。
2009.06.19 Fri
「ハゲタカ」を観ました。

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4人で観てきたんですが、結局誰一人として「鷲津は儲かったのか。それとも大損こいたのか」まったく理解していませんでした。あきれるほどの経済音痴!でも映画は楽しかったデス。あと今回、敬語萌えという新しいジャンルに目覚めました(笑)。ビジネスマンばっかり出てくるから当然と言えばそうなんだけど、自分の職場がなあなあだからかな。すごく新鮮だった。

以下、ネタばれ要注意。
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ドラマから4年後、日本のマーケットに愛想を尽かし(なんかの裁判で負けちゃったらしい)、海外で隠遁生活を送る鷲津の元に芝野が現われる。いつのまにか大手自動車メーカー”アカマ自動車”にお勤め中の芝野は、「中国資本の巨大ファンドに企業買収されそうなアカマを助けて欲しい」と鷲津に要請するも、「日本市場はもう腐りきってるんで関わりたくない」とあっさり拒否され、「腐ってるのはお前の方じゃないのか」と逆ギレ。久しぶりに会ったのに顔を見るなり仕事の話が始まり、めんどくさいので断った途端に説教される鷲津のなんと不憫なこと。というか、芝野さんあいかわらずだなー。

言いたいことだけ言ってさっさと帰った芝野に内心、グラスを叩き割るほどイライラしながらも、「やっぱり芝野さんの頼みは断れない」と観念したのか、中国が送りこんできた赤いハゲタカことブルー・ウォール・パートナーズ代表の劉一華が、華々しく日本を買い叩こうとする姿に天才ファンマネとしての血が騒いだのか知りませんが、眉間にしわ寄せ脹れっ面で帰国。「お元気そうでなにより」とすっかり爺や化した中延さんに迎えられ、メガネ+スーツ装着でいざ戦闘開始!

が、肝心のアカマの古谷社長にいまひとつ緊張感がないというか、資金面でのバックアップを請け負うメインバンクの飯島頭取と、かつて一世を風靡した天才ファンマネ鷲津が揃ったことで、すでに大船に乗った気でいるのがなんとも小憎らしい。「アカマは日本そのもの」とか言っちゃって、アカマが中国に買い叩かれるなんて、そんなこと日本国民が許さない!と盲目的に信じてるのにイラっとしました。

いいよね、大企業には助けてくれるひとがいくらでもいて。ただそれを「たった200万円の融資が受けられなくて自殺した三島製作所のオヤジさん」が、原点になってる鷲津に言っちゃったのはまずかったな。常に不機嫌そうな彼が、あの時はさらにムっとしてるように見えた(あの大河内社長にでさえ温情をかけた鷲津なのに)。そりゃムリクリ誘ったはずの芝野も気ぃ遣いますわな。

一度引き受けたからには「この勝負、必ず取る!」超頼もしい鷲津ファンドですが、いくら飯島頭取が「おっちゃんが金用意したるさかい!」と気張ってみたところで、ブルー・ウォールとの資金力の差はいかんともしがたく。実はブルー・ウォールの裏には中国政府系ファンドCLICが潜んでいて、その資金はなんと20兆円!こりゃ正攻法ではとても勝てんと踏んだ鷲津は秘かにドバイに飛び、違う角度からブルー・ウォールに斬り込むと同時に劉一華の過去も洗い出す。

鷲津ファンドが陰で奮闘していることも知らず、ブルー・ウォールの圧制に心が折れた古谷社長は、「こんな時代だからこそ、夢や希望を語るリーダーが必要なんです!」と熱弁をふるう芝野を、「夢や希望で飯が食えるか」と一蹴、あっさりと鷲津を見限り、劉一華と業務提携することを発表。自分の代で天下のアカマ自動車を潰すのだけはごめんだという古谷社長の焦り、ストレスは経営者にしか判らないだろうし、逆に、このご時世に聞こえのいい話しかしないリーダーの方がよっぽど胡散臭いとは私も思う。でもあまりにも楽な方へと流れ過ぎだ。やっぱりダメだわこの社長。

「秘儀・泣き落とし」も不発に終わり、傷心の芝野とは対照的に「すべて想定内デス!」と余裕の鷲津。芝野さんの前ではなぜかしおらしくなってしまう鷲津だけど、やはり伝説の天才ファンマネだけあって、仕事に抜かりはございません。思いもかけない角度から、着々とブルー・ウォールを追い落としにかかっていたんですねー。しかも西野治まで抱き込んで。

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例の事件以後、西乃屋に戻った治はすっかり丸くなっちゃった感じだけど、憧れの(その割には態度デカイ)鷲津さんに「力を貸してくれ」なんて言われちゃ黙ってられません。久しぶりにスーツ着用で劉を嵌める作戦に加担する治のカッコイイこと!いつまた鷲津の強力な商売敵として登場してもおかしくない妖しさを秘めながら、任務終了と同時にさらっと元の堅気の世界に戻っていくのもよかった。松田龍平くんていい役者だなあ。

準備万端整った鷲津が、「腐った○○(いまさらだけど伏せときます)を買い叩く!×3」と一気に勝負に出る瞬間が、チーム好きにはたまらない燃え+萌え!!中延さんも村田さんも美声+有能で、鷲津ファンドはホントにいいスタッフが揃ってるなあ。代表が外国でひきこもってても会社は安泰なわけだ(笑)。あとここにアランさえいれば完璧なのに・・・(涙)。

鷲津ファンドが大博打の上、いかにして勝利を収めたのかについては伏せますが(というか、うまく説明する自信がない)、芝野さんのためなら、どんな奇跡でも起こしてしまう鷲津が最高にカッコよかったであります。知らん間に巻き込まれたスタンリー・ブラザーズのディビッドはふんだりけったりだったけど!

劉に関してはただ勝負に負けただけじゃなく、あんなことになってしまって・・・(米ホライズン時代、大きな仕事を成功させて個室を与えられた鷲津に、陰からパチパチ拍手を送る劉の姿を思い出すだけで泣ける)。派遣くんに「金を拾え!」「誰かになれ!」と御無体なことしっぱなしの劉だったけど、要は「強くなれ!」ってことなんだよね。「強くならないと生き残れない」って。その愛情が少々伝わりにくいという点では、たしかに劉と鷲津は似てる(劉に「え?そこ?」と言われそうだけど)。というか、あれですか。天才ファンマネにはツンデレ要素が必須てことですか。

携帯に残っていた劉からのメッセージに、何度もリダイヤルする鷲津の背中を思い出す度、脚本家は彼をどこまで追い詰めるつもりでいるのかと空恐ろしくなります。ただでさえ三島製作所と西乃屋背負ってるところへまだ劉まで乗っけるつもりか。重いよ、重すぎる。逆に芝野さんはひたすら青臭いこと言いながら、まっすぐ前を向いて軽々と歩いていかれるんでしょうな(なんせ鷲津のことも忘れてたようなひとだ)。そんな芝野さんを、「クソがつくほど真面目なひとだ。芝野先輩・・・」とため息つきながら、それでもいいように利用されてあげる鷲津に幸あれ。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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