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役者と原作者に罪はない。
2009.11.26 Thu
「笑う警官」を観てきました。

公開前、監督のハルキが「150万人動員できなかったら引退する」と吹いてましたが、公開後では遅い。なぜこの映画を撮る前に引退してくれなかったのか。雑誌で「”LAコンフィデンシャル”みたいな映画が撮りたかったんだよねー♪」とほざいてるのを読んだ時点で、ものすごい嫌な予感がしたんだけど、まさかここまで勘違いが激しいとは思いもよりませんでした。

そもそも”LA~”と”笑う~”では原作のテイストからして違うわけですよ。それをムリに”LA~”っぽくしようとしたもんだから、原作にはいないわけのわからん悪役は出てくるわ、無駄にジャズは流れまくるわ、話をややこしくするだけの陰謀は飛び出すわでもうなにがなんだか。下手に原作既読な分、「あれ?こんな展開だっけ?つうか、お前誰?」とストーリーが把握できなくて大混乱ですよ。唯一、「佐伯(大森南朋)と津久井(宮迫博之)はガチなんだな」ということは理解できましたけども。しかもハルキがオシャレだと信じて疑わない演出のいちいちが古い!昭和!!

こんなに原作者と出演者が気の毒な映画もそうそうないと思われます。ハルキは今すぐダドリー・スミスに撃たれてこい!

※以下ネタばれしてます。
原作の感想はこちら

090901_waraukeikan_sub3.jpg

正直、原作もたいして面白いとは思わなかったんですが、それでも腐敗した警察組織に反旗を翻す現場の刑事たちの警察官としてのプライドや正義感、ベテラン捜査員ならではの捜査テクニックなどには感心したし、明らかに冤罪だと判っている同僚を売ってでも、「うたうことだけは許せないんだ」と、警察という組織にあくまで忠誠を誓う刑事がいることにも納得できました。そんなことバレたら最後、仲間の刑事たちにどれだけ軽蔑されるかわかっていてもやらずにはいられない。それもひとつの刑事としての生き方だと思ったから。

なのに映画では、そんな覚悟もなにもない、ただ目の前に容疑者として追われている男が現れたことにパニクった刑事が後先考えずに内通。で、やるだけやってすぐに自分から「ついびびっちゃって・・・。すみませんでした!」ってなんじゃそら。お前みたいな刑事と命を預けあう相棒の身にもなれー。

で、なんだかんだあったものの、ついに真犯人に到達。「やった!これで津久井の射殺命令は取り消される!でも意外と簡単だったよねー。あれ?なんか簡単すぎない?」と紅一点の小島百合(松雪泰子)がことの真相に気づいてからが酷いのだ。これ原作ではすごくシンプルな話なのに、なんでこういう風にしちゃったのかなあ。映画の中で新宮(忍成修吾)に散々言われてたけど、あれはやっぱり佐伯さんが悪いよ!そら佐伯さんと津久井はいいよ。自分たちだけの正義は貫けたかも知れないけど!(まさか「今回の事件は佐伯さんと津久井の個人的な問題でしょ」が伏線になってるとは)。

そら新宮も「正義ってなんなんすか!」と悔し泣きするっちゅうんだよ。佐伯にしてもすべてを打ち明けるわけにいかなかったのは判るんだけど、結局、佐伯に与した人間はみんな左遷なんだよ。それも事件にすっきり片がついたってんならまだ救われるけど、最後めっちゃ笑ってるひといたよね!なにあの笑い!「笑う警官」ってあいつのこと?元は「うたう警官」というタイトルだったのを、映画化にあたり「笑う警官」に変更したからって、意味まで変えたらあかんやろー!

仲間の人生を変えときながら、津久井の肩を抱き「俺たちは傷ついた戦士だな・・・」と二人の世界作ってる佐伯をホントぶん殴ってやろうかと思いました(笑)。小島さんが最後に入院中の佐伯を見舞いに訪れ、「(協力したんだから)今度奢ってください」とか雰囲気出して言ってるのが気の毒でしょうがない。誘ってもムダだよ、そのひとガチだから。

帰りにこの映画のポスターの前で、「私、この映画観たいねん!大森南朋好きやから!」とウキウキしている女性がいて、よっぽど「好きやったら観ん方がいいですよ」と忠告してあげようかと思いました。役者萌えだけではとても乗りきれないもんこれ。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

映画 * 21:14 * comments(2) * trackbacks(0)
COMENNTS
そういえば夏にMWに通ったいた時に、この映画の予告を何度も見たのですが、なんとも香ばしい感じが…。原作も未読、映画も(ハルキが監督という時点で)見る予定はないのですが、ちあきさんの感想を読んでバカ受けしました。直後に田舎の母から電話があり「今日はゼロの焦点を見て来た」というので「笑う警官だけは見たらあかんで」と忠告しておきました(笑)。自分好みの女の子を映画に主演させていた頃から、この人って変わってないんですね~。ひゃひゃ。
チチカカ * URL * 2009.11.28 Sat * [ 編集]
今晩和~♪
「なくもんか」とどっち観ようかと迷ったあげく、原作読んだからってんでこちらに決めてしまった自分を殴りたいデス!ネット上で散々、「これは酷い」と書かれていたというのに・・・。もっと他人の意見に素直に耳を傾けるべきでした。

>映画も(ハルキが監督という時点で)見る予定はない

最初はハルキじゃなくて、誰か違う監督が撮る予定だったみたいなんですが、それがぽしゃったのかなんなのか。ハルキが出張っちゃったみたいです。しかも脚本まで書いちゃって大迷惑!出演者もハルキの珍演出にそうとう戸惑ったみたいです(哀)。

>「笑う警官だけは見たらあかんで」と忠告しておきました。

それはいい親孝行をされましたね。

>自分好みの女の子を映画に主演させていた頃から、この人って変わってないんですね~。

今回も出演させてたらしいですよ。再婚相手?と噂の親子ほど年の違う女の子を。おまけに自らがやくざの親分役でご出演。その芝居がどう観てもやくざコント。大森さんが可哀想でした。
ちあき * URL * 2009.11.30 Mon * [ 編集]
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