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家族だもの
2007.01.06 Sat
≪リトル・ミス・サンシャイン≫

久しぶりにDVDが出たら買おうと思った作品です。
※以下盛大にネタばれしてますんで!未見の方は要注意です!!

lms

独自の成功論を振りかざし何事にも勝つことを要求する父・リチャード。ニーチェに傾倒し、空軍のテスト・パイロットになるまで沈黙の誓いを守り続ける人間嫌いの息子ドウェーン。ビューティー・クィーンになるのが夢の小太りのめがねっ娘・オリーブ。オリーブのダンスの振付師でもあるヘロイン中毒のやくざなグランパ。そんな濃いキャラでいっぱいの家族をなんとかまとめようとする母・シェリル。その兄で自称アメリカで一番のプルースト研究家でゲイのフランク。

楽しいはずの夕食の席でもそれぞれが自己主張を決して曲げない、よく言えば賑やか、正直暑苦しいこの家族が、カリフォルニアで行われる「リトル・ミス・サンシャイン・コンテスト」に繰り上げ出場できるようになったオリーブのため、おんぼろのミニバスに乗り一路カリフォルニアを目指すロードムービーです。

とにかくよく喋るんですよねこの家族。沈黙の誓いを立てているドウェーンでさえ筆談で会話には加わってくるので、バスの中が騒々しいったらありません。特にグランパがよく喋ること!しかも内容が女とやることばかりなので思春期のドウェーンとゲイのフランクは露骨に嫌あな顔をするんだけど、そういう空気は一切読まずひたすらエロトークに全力を傾けるグランパが最高でした。ヘッドホンでずっとCDを聴いていたオリーブが突然、「なんのはなし?」と無邪気に尋ねた瞬間、「政治の話だ」と切り返すあたりも見事。家にいたら嫌だけど、映画で観る分には充分すぎるほど面白いよ!

おまけにこの不良グランパがごく稀にすごく憎い事を言うのですよ。コンテストを翌日に控え弱気になったオリーブに「ホントの負け組とは負けることを恐れて挑戦すらしない奴のことだ!」と元気づけてやるグランパのカッコイイこと!そんなグランパだからこそ、「成功するための9つの法則(9ステップ・プログラム)」を出版までこぎつけられず凹むリチャードに、「お前のことを誇りに思う」と言ってあげられるんですよね。

あんな胡散臭い成功論が出版されるわけないやろが!という世間のツッコミとは別に、ひたすら夢を諦めず己が道を突き進んだリチャードはグランパにとってはまぎれもない勝ち組で、そのことを照れもせずに家族の前で表明して見せたグランパに、車中が思わずゆるい雰囲気になる場面はこの作品のなかでも6番目くらいに好きです。

旅の途中でクラッチが壊れてしまい、押しがけするしかなくなったミニバスに全員が次々と飛び乗る場面がまたいちいちオモロイ。グランパでさえ機敏に飛び乗るというのに、フランクったらずっと並走してるんですよ(ものすごく姿勢がいい)。しまいにはドウェーンに押し込まれるんだけど、毎回やってるうちに嫌でもチームワークが確率されていくのが微笑ましいというか、なんだかんだいってこのひとたち家族だなあと。

つうか、このひとたちって元々ちゃんとした家族なんだと思う。でなきゃあれだけのアクシデントとても乗り越えられないもの(笑)←笑い事じゃない。それぞれ考え方も生き方も違って、腹が立つこともたくさんあるけどちゃんと許し合うこともできる。だってしょうがない家族だもん。みたいな。

そんな彼らの家族愛炸裂のクライマックスシーンはおかしいのになんだか泣けて泣けてしょうがなく。一生懸命なオリーブにいてもたってもいられないのはわかるが、やはり無茶苦茶すぎましたね。まさかフランクまでがああなるとは!まさに親バカならぬ家族バカ。楽しいのは自分たちだけ!でもちょっぴり羨ましい(笑)。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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