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とても同じ世界で生きているようには見えません。
2012.05.05 Sat
映画の日に、「裏切りのサーカス」と「ブラック&ホワイト」をはしごしてきました。前者は原作未読者にはいまいち不親切な内容の、辛気臭い顔したおっさんたちが曇り空の下びしっとしたスーツに身を包み、胡散臭い話を延々と繰り広げる英国が舞台のスパイ映画。後者は能天気な若手CIAコンビがTシャツとジーンズでLAの明るい空の下、ひとりの女性を巡って本人たち以外にはまったくどうでもいい戦いに終始する飛びっきりのおバカ映画でした。

因みに今、「裏切りのサーカス」原作本の「ティンカー・テイラー・ソルジャー・スパイ」を映画公式サイトの相関図片手に読んでるんですが、大事なことは全てP31までに書かれているなと思った次第であります。

ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV)ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫NV)
(2012/03/31)
ジョン ル・カレ

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※以下、ネタばれ注意!
「裏切りのサーカス」

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原作を途中まで読んだものの、登場人物の多さに誰が誰やら?となってしまい、なんとなく放置している間に映画の上映が始まってしまったんですが、やっぱり原作をちゃんと読んでから観た方がよかった!と後悔しきり。要は英国諜報部(サーカス)の幹部の中に潜んでいる≪もぐら≫と呼ばれるソ連の二重スパイを、引退した元諜報部員のジョージ・スマイリー(ゲイリー・オールドマン)が探し出すという話なんだけど、そこに絡んでくるKGB(カーゲーベーと読むが正しい!)のカーラとかいう凄腕のスパイ(作品中に顔は出てこないので勝手にプーチンで想像)のエピとか、「あれ?この人さっき死んだよね?」的な時系列が前後になったりするあたりが、この映画をややこしくしているのだと思われます。そんなこんなで最後に≪もぐら≫が誰か判ってからも、なんでスマイリーが彼にたどり着いたのかがもひとつ理解しきれてなかったりする(笑)。

Tinker_Tailor_Soldier_Spy.jpg

てゆうか、ラスト近くのあの狙撃シーンの切なさで全ての記憶が吹っ飛んだといっていい。

原作をP124まで読んだ印象(5/5現在)として、スマイリーにゲイリー・オールドマンを持ってきたのは意外です。正直、原作のイメージとは全然違うんですよねー。どっちかつうと、フィリップ・シーモア・ホフマンとかあんな感じかと。ゲイリー演じるスマイリーは嫁の尻にしかれ(何回も浮気されては家出されてるみたい・笑)、それでも嫁のことを愛している、どことなくしょぼくれた感さえある中年男性で、元諜報員というよりはどこかの大学教授ぽい。そんなスマイリーが極秘で≪もぐら≫を突き止めるにあたり、諜報部内部で協力することになるピーター・ギラム(ベネディクト・カンバーバッチ)に「全ては自己責任で。万が一のことがあっても私はキミを助けることはできない」と、あっさり告げる場面がとても印象的でした。すごく冷たい言い様だけど、諜報部とかそういう組織で長く働くことのできる人間て概ねあんな感じなのかなと。終いには「身辺整理をした方がいいかも」と言われ、恋人と別れるハメになるギラムがもう気の毒で。

Untitled4_20120505213810.jpg

恋人(男)はギラムが諜報部で働いていることを多分知らないので、突然別れを切り出されても「他に好きなひとができたのならそう言えばいい」とか、無駄に物分かりいいのが辛い。彼が去った後、ひとり涙してんですよギラムは!スマイリーはもっと若手の恋愛事情に気を配るべき!でも原作ではギラムはゲイじゃなくて若い音大生の恋人がいるのだとか。なんでわざわざ彼をゲイ設定にしたのかいまひとつ判りませんでしたが、スパイってのもなにかと大変ですな。リッキー・ター(トム・ハーディ)然り。職場恋愛も難しそうだしなー。

これ以上の感想はまた原作を読み終えてからにします。

で、そのトム・ハーディが相棒FDR(クリス・パイン)と呑気な恋愛ゲームにきゃっきゃしてるのが「ブラック&ホワイト」。

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バツイチ+子持ち(息子)のタック(トム・ハーディ)が出会い系サイトで出会ったローレンス(リース・ウィザースプーン)と初めて会う日、なぜか強引について来たFDRもまたタックの相手と知らずローレンスと出会い、勝気な彼女に一目ぼれ。タックも明るくて楽しいローレンスのことが気に入っていて、ローレンスもタックのことが気になる様子。

この時点ではタックの方に分がある感じだし、FDRも自分が一目ぼれした相手がタックの相手だと知り、最初は「俺の方が後なんだから俺が身を引く!」と殊勝なことを言ってたはずが、なぜか二人のうちどちらが先に彼女を落とすことができるか争うことに。しかもそれぞれが自分のチームの力を借りて、ローレンスの部屋を盗撮したり、お互いのデートの邪魔をしたりと職権乱用もいいとこなんだけど、最初は「なんか変わった任務だな?」と思っていたそれぞれのチームのメンバーが、次第に本気でタックとFDRの応援を始めるのが面白かったであります。

ローレンスの方は最初、FDRのことを自信過剰のウザい男くらいにしか思ってなかったのが、元カレ+恋人の前で今カレの役を強引に演じてもらったあたりから少し気になりだして、しまいにどっちも捨てがたい!と、まあ気持ちは判るよ!贅沢だけどな!となるんですが、演じてるのが愛嬌たっぷりのリースなのでイイ男を二股かけててもイヤな感じがないのがいい。親友のトリッシュ(チェルシー・ハンドラー)の下品極まりない恋愛指南も最高に面白かったんだけど、二人の会話を盗聴しているタックとFDRが「私が二人と寝てどっちがいいかジャッジしてあげる!暗がりでバックからならバレりゃしないわよ!(ホントに下品だな・笑)」と豪快な提案をするトリッシュに「なんだこの女。オヤヂか・・・!」と揃って引きまくってたので、思うように笑うことができなくて辛かったー(笑)。FDRの手がティラノサウルスみたいに小さいってのも笑った。

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ローレンスを巡り一度はコンビ解消の危機を迎える二人だけど、タックとFDRに弟を殺された(自業自得ですが)カール・ハインリッヒ(ティル・シュヴァイガー)が報復に現れ、ローレンスとトリッシュを人質に取られたことでコンビ愛復活!二人で協力してハインリッヒから見事にローレンスを奪還。ローレンスもついにひとりを選ぶことに(ここは伏せます。ま、途中で分かる程度の話だけど)。でも二人の友情は変わらず、要は愛する彼女と命を預けることのできる相棒は全然別次元の存在だってことですな。好きにしろ。

というか、ハインリッヒと美形の弟のエピソードをもうちょっと膨らませて欲しかったわー。ティル・シュヴァイガーがほぼ最初と最後しか出てこないなんてもったいない。(「三銃士/王妃の首飾り」と言い、最近こんなのばっかりですな<ティル・シュヴァイガー)。あと、ネタばれ→≪ローレンスに振られた上、せっかくヨリが戻った嫁と「昔一度だけ寝たことがあるんだ。ごめんね」と相棒にまさかの告白をされたタックは本当に可哀想だと思いました≫←ここまで。それと、FDRが世間的に公表している職業・船長というのはスタトレのカーク船長に引っかけてるらしいですな。じゃあタックの旅行業者ってのもなんか意味があるのかなあ。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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