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たとえ社畜と呼ばれても。
2012.09.30 Sun
年収250万ドルなら悪くないじゃん!そんな映画、「マージン・コール」を観ました。

Margin-Call.jpg

ベタニの久しぶりの現代劇なので楽しみにしていたんですが、日本では劇場公開されないまま、DVD化されております。確かに大スクリーンで観なくてもいいような内容だけどさー。せっかくの豪華キャスト揃い踏みで、映画自体なかなか面白かったのにちょっと勿体無い。

以下、ネタばれ注意!
ある投資銀行(リーマンブラザーズがモデルとも)で大規模なリストラが行われ、リスク管理部のデイル(スタンリー・トゥッチ)も突然の解雇を言い渡される。まずこの時点でアメリカの大企業のドライさにギョッとなります。なんせ【本日付】で解雇ですからね。送別会とか一切なし。それどころか、やりかけの仕事もそのままに、とにかく私物だけ持って帰ってくれと。しかもデイルはリスク管理という職種柄、私用の携帯も使えなくなるし、翌日からは会社に立ち入るのも絶対禁止!という徹底ぶり。デイル自身の人間性やこれまでの仕事ぶりには関係のない、あくまで業務上の指示だから理解してね。なんて言われても、ああそうですかとは言えないよなあと思いきや、意外とあっさり解雇を受け入れるデイル氏。こういう場合、争っても無駄なだけなんすかね。労使ともに割り切ってる感じ。

監視人の前で私物の整理を始めるデイルの前に現れたのが、ウィル・エマーソン(ポール・ベタニー)。一言別れの言葉をかけようとして来たんでしょうが、いかんせん言い方に温かみがまるで感じられない(笑)。自分が生き残れたことをひけらかすわけでもなく、下手に慰めたりしないのが逆にウィルのいいとこなのかもしれんけど、なんか冷たいんだよな(笑)。

次々とリストラされた社員が消えて行き、残された社員も一応は神妙な顔をしてるんだけど、ここで部下に発破をかけるために現れたサム・ロジャース(ケヴィン・スペイシー)の演説がまたさすがはアメリカというか、まず自分たちに拍手!ときました。ここにいるみんなはリストラという戦争を生き抜いた勝者であり、会社にとって本当に必要とされている人材だ!と威勢のいいことこの上なし。超ポジティブ!に見えて、実際のとこは次のリストラまでつかの間の平穏を楽しもうって感じなのかも。

とりあえず、当面はリストラも行われないだろうってことで、サバイバル組は飲みに出かけるわけですが、楽しかったのはこの時が最後。会社を去り際、デイルが部下のピーター・サリヴァン(ザカリー・クイント)に「用心しろ」の一言と共に手渡したUSBメモリのデータをピーターが残業までして解析した結果、会社がどえらい危機に瀕していることが発覚。すぐに上司であるウィルを呼び戻し、ことの次第を報告するんだけど、プロの投資家であるウィルですら最初どういうことか理解できず、もっと簡潔に説明しろ!と怒るくらいなので、金融無知の私には何が何やらって感じなんですが、要するに現在取扱い中の商品に計算ミスがあり、それによって被る負債が会社の資産価値を超えるくらい巨額なものになるであろうってことかと。

Margin-Call-1.jpg

これはもうリスク管理部としては、そのまま会社の屋上から飛び降りたくなるほどの大打撃で、すぐさまウィルは直属の上司であるサムに連絡。そこからさらに緊急役員会議が開かれるんだけど、さすがは大企業の重役ともなればみなさんあまり慌てず騒がず。少なくとも表面だけは冷静に会社を存続させる方法を模索。結果、とにかく市場に異変を嗅ぎつけられる前に、商品を売って売って売りまくれ!ということになるんだけど、無価値(になるんだと思う)の商品を売りさばくことは顧客や市場の信頼を裏切ることになるとサムは猛反対。しかし他に手がない以上、役員会の決定に従うしかないサムは、あくまで役員たちのためではなく会社のためと称して、部下たちにすべてを売り抜くように指示。ただし、部下の大部分は今日を限りに解雇となるのは避けられず、せめてもと売上ノルマを達成した者にはボーナスを支払うことを約束。これがまた結構な金額で汚れ仕事の代償としては当然の権利なのかもしれないけど、そのために無価値の商品を買わされる羽目になる人間にはたまったもんじゃありませんな。

margin-call_casts03.jpg
やってることは鬼だけど、共演者の仲はよさげ。それにしてもでかいな、ベタニ・・・。

結局、会社はなんとか踏みとどまり、役員たちは安泰。社員の多くは解雇になるけれども、それがなにか?生き残りたければできるだけ早く出世すること。良心なんか持ってても無駄!世の中、金じゃ!という非常に殺伐としたお話でした。他人を踏みつけにしてでも会社を守り抜く非情さに共感はできないけど、その決断の速さと迷いのなさはいっそ清々しくもあり(笑)。世の中を舐めたような若造が(解雇になるのがほぼ確定的)ほぼなんにもしてないのに生き残るのだけは確かな上司のジャレッド・コーエン(サイモン・ベイカー)に「この仕事に憧れてたんですー」なんて泣きついても一切可哀想だとは思えないけどさ!いっそのこと鷲津さんに乗り込んで行って会社まるごと買い叩いて欲しいわー。

Simon-Baker-in-Margin-Call.jpg
このシーンのベタニがステキなんですよ!壁にもたれて立ってるだけなのに、なぜあんなに色っぽいのか。

あと見所はベタニの美しすぎるスーツ姿です。細身のスーツがスタイリッシュであり、なおかつキレイな胸板が伺えるシャツのラインがやたらエロいという、金融マンにあるまじきけしからんお色気ぶりでした。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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