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昨日の敵は今日の相棒
2013.05.19 Sun
「ビトレイヤー」を観ました。

welcome-to-the-punch-james-mcavoy.jpg

事前に内容をまったく調べないで、なんとなーく、マカヴォイとマーク・ストロングは元警察の同僚というか相棒で、なんかの拍子に裏切り者になってしまったマークをマカヴォイが追うのかなーと勝手に想像してました。全然違ってた!

※以下、最初からネタばれ全開デス!
要は、銃の規制が厳しいイギリスで、警察官の銃の携帯の必要性を認める法案を通すため、わざと銃犯罪を増加させればいいじゃん!とばかりに企てられた陰謀に巻き込まれた、大物犯罪者・スタンウッド(マーク・ストロング)と、3年前にスタンウッドをあと一歩まで追い詰めたものの返り討ちにあい、心と身体に大きな傷を負った刑事マックス(ジェームズ・マカヴォイ)が共闘し、自分たちをハメた相手と対決するという話で、その相手というか黒幕がもうあからさまに怪しい(笑)。あんまり分かりやすかったので、逆にそう思わせといて実は・・・といった展開になるのかと思いきや、これが何のひねりもありませんでした。その黒幕にしたって、多発する銃犯罪に丸腰で挑まなければならない警官の安全のことを考えた上での行動なので、めっちゃ悪い奴ってわけでもないし。

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それでもいざって時には警察も銃の携帯を許されるんだけど(当たり前か)、その銃の破壊力がハンパない。そんな分厚い壁までブチ抜いちゃうの?一体何口径あるのよそれ!みたいな。おかげで銃撃戦も迫力はあるんだけど、唐突にスローモーションになったりして、ん?みたいな違和感もちらほら。なんか全体的にやりたいことが多すぎて、結果チグハグにとっちらかった感があるんですよねー。マックスの相棒サラの扱いも酷すぎないか。あれではただの殺され損である。

とまあ、文句ばっかり書き連ねましたが、追う者、追われる者の立場を超えて共闘するハメになった、マカヴォイとマーク・ストロングの関係はとても良かったです。マックスの方は3年前にスタンウッドに膝を撃ち抜かれた上に取り逃がし、危うく刑事生命を絶たれるところだった恨みもあって、スタンウッドのことは憎んでも憎みきれない仇敵であるんだけど、逆にスタンウッドの方は自分が撃った怪我の後遺症に悩まされるマックスのことを痛ましい思いで見つめてみたり、必死で追いかけてくるマックスが階段を転げ落ち、しこたまぶつけた膝を抱え呻き声を上げるのを思わず立ち止まって心配してみたりと、どうにも気になって仕方ない様子。しまいにはわざわざ危険を冒してまでマックスを助けに戻っちゃうしね。

welcome-to-the-punch-2013-picture-21.jpg

そもそも3年前、殺そうと思えば簡単にできたのに、足を撃っただけで見逃したのはなぜなのか。マックスの問いに「その必要がなかったから」と答えるスタンウッド。犯罪のプロとして余計なことはしないという、彼なりのルールにしかすぎなかったことが、逆にマックスをスタンウッドに執着させる結果になろうとは!まったく罪な男ですな!というか結局のところ、あの時、たった一人で丸腰のまま、自分たちをあと一歩のところまで追い詰めた刑事が、「童顔に舐められないように頑張って髭を生やしました!」みたいな若造だったことに驚き、「なんじゃこれ可愛いな!」と思わず情けをかけたのが真相でしょ。絶対そうだ。

Welcome-To-The-Punch-grandma-hostage-580x390.jpg

マックスとスタンウッドの関係も色気があっていいんですが、スタンウッドとかつての犯罪仲間・ロイ(ピーター・ミュラン)との関係も見逃せません。久しぶりにロンドンに戻って来たスタンウッドをサポートするのがロイの役目なんですが、昔はどうあれ今はとりあえず堅気として生活しているらしいロイの家族にしてみりゃ、突然現れたスタンウッドの存在は迷惑以外のなにものでもないわけですよ。で、いかにも気の強そうなロイの嫁がスタンウッドに「いまさら巻き込まないでくれる!」と食ってかかったりするんだけど、それを「悪りぃな・・・」と完全に尻に敷かれているとしか思えないロイが申し訳なさそうにスタンウッドに謝るのがなんとも可愛い(笑)。妻に先立たれ、溺愛していた息子まで喪ったスタンウッドにしてみれば、ロイの家族は幸せそのものに見えるだろうし、それがわかってるからこそ、ロイもまた力になってやらずにはいられないんじゃないかな。

最後、マックスがスタンウッドを見逃すのも良かったなー。今回はこれでチャラにしといてやる!みたいな強がり(笑)。これ続編があるといいな。

ところで例の「足の感覚がないんだ・・・」の場面。あれはやっぱり、X-Men:FCへのオマージュでしょうか(笑)。「こんな時にくだらない冗談言うな!」といつになく声がひっくり返っちゃうスタンウッドの動揺ぶりが大変オモロかったであります。あと、今回も好きな人にしか絶対にわからない、絶妙な感じでジェイソン・フレミングが出てました(笑)。あまりにチョイ役で一瞬、目を疑ったほどだけど、その一瞬でもしや?と思わせるなんて、どんだけインパクトある顔なんだ。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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