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「ザ・クレイズ/冷血の絆」
2015.11.09 Mon
トムハ主演のイギリスの双子のギャング映画「LEGEND」の原作を読みました。

legend-poster.jpg

成長してからはこんないかついおっさんですが、子供のころはそれはもう可愛くて、とくに溺愛激しい母親からは「わたしのかわいいうさこちゃん」と呼ばれていたそうですよ!

イーストエンド出身の双子のギャング、レジナルド・クレイとロナルド・クレイは暴力と恐喝で街を支配し、次第にイギリスでもっとも恐れられる暗黒街の帝王にまでのし上がる。が、犯罪の世界で成功するにつれ、普通の男の子に戻りたい。結婚して嫁と子供と田舎で平和に暮らしたいと望む兄レジーとは反対に、弟のロニーは精神を病み、誰も信じられないとふさぎ込んだかと思うと、反動で凶暴性にますます拍車がかかり、しまいに殺人まで犯してしまう。

優秀な弁護士と巧みな恐喝によりロニーは罪を逃れるが、レジーがこつこつと築いてきた半分やくざ半分実業家の生活はぶち壊され、同性愛者のロニーにとって、自分とレジーの生活に割り込んできた憎き敵とみなされたレジーの愛妻のフランシスは自殺を図るわで、なんかもうレジーが気の毒でしょうがない。

とにかくロニーが自由すぎるんであります。若いころから一貫して暴力で他人を支配するのが好きで、レジーのように堅気の商売にはまったく興味なし。それどころかレジーを臆病者と嘲ったり、バカにしたりとやりたい放題。それでもレジーはロニーの病気を理解し、彼を守ってやれるのは自分だけだと懸命に尽くすんですねー。正直、ほっといたったらええのに思いますが。ただこの過剰なまでにロニーを守ろうとしたのが最終的に裏目に出て、ついにはふたりとも刑務所送りになってしまうんだけど、警察がそこまで双子を追い詰めるまでがまあ長い。クレイ兄弟は腕力にものをいわせるだけではなく、それなりに知恵も回るし度胸もいい。そこへもって双子だというのが不思議にカリスマ性も感じさせるらしく、彼らを慕う仲間も大勢いて、なかなか双子に不利な証言を引き出すのは難しく、警察との長期に渡る攻防でいつも勝利を収めてきたのはクレイ兄弟の方。

そこに少し慢心があったのと、こけにされ続けてきた警察が今回ばかりはと本気を出したのが功を奏したのとで、ふたりは逮捕され、それまで死んでも口を割らなかった被害者や共犯者の証言により有罪確定。地域社会にはそこそこ貢献し、名士で通ってたとこもあるけど、やっぱり本気で愛されてはなかったみたい(当たり前か)。

最初はふたり揃って同じ刑務所に収監されていたけど、ロニーが囚人仲間を襲ったため精神病院に転院。そこである程度自由を満喫できたロニーに比べ、再厳戒棟で孤独な刑務所暮らしを強いられたレジーは最後まで貧乏クジを引かされたなあと、この本の作者ですら彼に同情を寄せているほど。実際、レジーの人生はほとんどロニーに捧げられていたといえると思います。ケンカもたくさんしたけど、最終的にはいつもロニーに従い、彼の好きなようにさせてやった挙句がこれ。不憫。でも幼いころからレジーの方が賢かったにもかかわらず、ロニーの方が周りを支配する力が強かったらしいので、三つ子の魂百までってあれほんまですね。

このふたり、トム・ハーディがひとり二役で映画化されましたが、日本公開は未定?監督がブライアン・ヘルゲランドなのですごい期待してるんですが!予告編見る限り、トムハの双子の演じ分け見事。ロニーってなんかあんな感じですよ。知らんけど(笑)。キングスマンのタロンくんがロニーの愛人役?らしいけど、キャスティングで名前を確認したら”Mad Teddy Smith”になってる。テディって本書では双子の仲間でゲイだけど、ロニーの愛人というよりはお世話&見張り係ぽいあいつか?すんごい振り回されて終わりのイメージしかない(笑)。

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トムハってほんとチャカが似合うなあ。
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テーマ:最近読んだ本 - ジャンル:本・雑誌

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